MMIJ Annual Meeting 2014

Presentation information

一般講演

リサイクリング

Thu. Mar 27, 2014 1:00 PM - 4:45 PM 第2会場 中セミナー室1 (An401・402)

司会:ドドビバ ジョルジ(東京大学)、大矢 仁史(北九州市立大学)、林 直人(産業技術総合研究所)

4:30 PM - 4:45 PM

[24-13] Possibility from Plating Waste Sulution to Cobalt Concentration and Recycling System via Homogeneous Liquid-Liquid Extraction(HoLLE)

安藤 亮1、加藤 健1、五十嵐 淑郎2 (1. 茨城県工業技術センター、2. 茨城大学)

司会:林 直人(産業技術総合研究所)

めっき廃液には希少金属(レアメタル)が含有しているが、ほとんどがスラッジ処理され埋め立て処分されている。このことから、めっき廃液中のレアメタルの再資源化のための廃液処理システムの開発が望まれる。めっき廃液の再資源化技術である溶媒抽出法は、機械的な振り混ぜによって水相と有機相の接触界面の面積を大きくして、金属の分離・濃縮を行う。これに対して、均一液液抽出法)は、溶液が均一状態にあるため、水相と有機相の界面は無限に大きいと言える。ゆえに、本法は激しい振り混ぜを必要としない簡便な操作性を有している。さらにレアメタルを短時間で微小体積に分離・濃縮可能である。これらの理由より、コバルトめっき廃液をモデルとした均一液液抽出法による希少金属回収に関する検討を行い、コバルト1mgを含むめっき液30ml中に含まれる99.7%のコバルトを、析出相に1,430倍で濃縮可能であることを確認した(50ml→0.035ml)。またコバルトを含むめっき液の体積を増やして均一液液抽出を行った結果、良好に相分離がなされた。このことから、より多くのめっき廃液を扱う工場で廃液処理システムとして応用できる可能性が示された。

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