一般社団法人資源・素材学会 平成26(2014)年度 春季大会

講演情報

一般講演

環境

2014年3月27日(木) 09:30 〜 12:00 第4会場 中セミナー室4 (As311・312)

司会:晴山 渉(岩手大学)、里美 知昭(東北大学)、鶴田 猛彦(八戸工業大学)、沖部 奈緒子(九州大学)、鈴木 祐麻(山口大学)

10:00 〜 10:15

[25-03] 多機能盛⼟による放射線遮蔽実証実験(その3)

大石 徹1、伊藤 洋2、安藤 彰宣3、上野 崇4、加藤 隆也5 (1. 日鉄住金環境株式会社、2. 北九州市立大学、3. 旭化成ジオテック株式会社、4. 草野産業株式会社、5. 環境技術支援ネットワーク)

司会:晴山 渉(岩手大学)

原子力発電所の事故により飛散した放射性セシウムによる汚染物の処理は、大量の汚染された土壌、汚泥、焼却灰等が存在し、除染作業が進められてはいる。このような多量の廃棄物の処理方法として、著者らは以前より自然由来の重金属汚染土壌の長期隔離・保管・浄化・管理機能を有する「多機能盛土」を提案している。本研究では、平成24年11月~平成25年3月に実施した、環境省平成24年度除染技術実証事業(その7)「多機能盛土による放射性物質含有ごみ焼却飛灰の処理・保管に関する実証実験」において、実際の汚染廃棄物を「多機能盛土」内に収納し、盛土表面およびその周辺で放射線量が十分低減されることを確認するための実証実験を施工し、空間放射線量率の測定を行った。その結果、盛土の遮へい壁完成後は放射性物質含有ごみ焼却飛灰入りフレコンバッグの影響が認められなくなり、フレコンバッグからの放射線に対して、砂充填ジオセル遮へい壁(厚さ80cm)で、ほぼ完全な遮へい効果が確認された。また、多機能盛土の周囲では、盛土により周囲から到達する放射線に対するブラインド効果により、空間放射線量率が周辺の値より低下する傾向が認められた。

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