14:15 〜 14:30
[25-12] ⼩型希⼟類分析装置による希⼟類鉱⽯の分析および選別
司会:鶴田 猛彦(八戸工業大学)
発表者らは、焦電結晶に真空中で温度変化を与えると電子線が発生する現象と希土類元素を含む物質に電子線を照射すると可視光域の発光が見られるカソードルミネッセンス現象を利用して、小型希土類分析装置を製作した。この装置は主として小型ロータリーポンプ、真空用クイックカップリング、光ファイバーおよび小型分光器から構成されており、鉱山やリサイクル集積所などに直接持ち込んで測定することが可能である。本研究では、小型希土類分析装置を用いて、希土類元素を含む鉱石の分析および選別を行った。焦電結晶の冷却速度や真空度などの測定条件を最適化することで、検出感度を当初の10倍に向上させることに成功し、鉱石にppmオーダーで含まれる希土類元素(Dy, Tb, Er, Sm)を検出することができるようになった。また、小型希土類分析装置を用いて希土類鉱石であるジルコンとモナズ石から発生する可視光をデジタルカメラで撮影し、得られた画像の色の違いから二つの鉱石を選別することができた。
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