4:15 PM - 4:30 PM
[25-18] Analysis of microbial community structure in Chinoike-Jigoku hot spring and search for useful microorganisms applicable to resources engineering.
司会:鈴木 祐麻(山口大学)
近年、毒性重金属による汚染環境の修復や有価金属回収に関して、微生物学的な見地からの研究が盛んに行われている。いくつかの金属元素(Cr、V、Pd、Au等)は還元体として不動化及び回収され得ることから、微生物学的金属還元能を用いた低環境負荷・低コストのバイオプロセスが提唱されている。重金属類は主に酸性汚染水(金属製錬廃水、酸性鉱山廃水等)に溶存しており、それらは人為的起源のものがほとんどである。一般に金属還元能を有する微生物は鉄還元能を同時に有しており、耐酸性及び耐重金属性を持ち合わせた鉄還元細菌を発見・単離することは非常に有意義な研究であると考える。本研究では、多量の鉄含有堆積物が確認される別府血の池地獄(pH 2.6)を対象地として選定し、微生物群集構造解析及び好酸性鉄還元細菌の発見・単離を行った。微生物群集構造解析の結果から、数種類の好酸性鉄還元細菌の存在が確認され、集積培養により集積を行った。単離後、遺伝子解析により同定を行い、有用金属還元微生物として、毒性金属の還元処理を中心に応用していく考えである。
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