一般社団法人資源・素材学会 平成26(2014)年度 春季大会

講演情報

一般講演

環境

2014年3月27日(木) 13:45 〜 17:15 第4会場 中セミナー室4 (As311・312)

司会:晴山 渉(岩手大学)、里美 知昭(東北大学)、鶴田 猛彦(八戸工業大学)、沖部 奈緒子(九州大学)、鈴木 祐麻(山口大学)

16:45 〜 17:00

[25-20] 超⾳波照射マイクロバブル浮選における浮選確率論的検討

耿 洋1、黒木 奈津子1、大和田 秀二2、中村 崇3 (1. 早稲田大学大学院、2. 早稲田大学、3. 東北大学)

司会:鈴木 祐麻(山口大学)

近年,鉱物の低品位化・複雑化から微粉砕,微粒子同士の選別ニーズが高まっている。マイクロバブル浮選は,疎水性粒子を泡に付着・浮上させることで異種微粒子間の高度分離に最も有用な選別法として期待されているが,処理速度や気泡-粒子間付着性が低下するため,実操業に不向きな面もある。先行研究では上記問題を解決すべく,浮選器に超音波照射を行うことによって,浮選成績が大幅に向上し,実験に基づき超音波照射の有効性が証明された。本研究では,3種の異なる粒径の合成単分散ヘマタイト微粒子を使用して,マイクロバブル浮選および超音波照射マイクロバブル浮選を行い,無照射・38・430・950kHz照射条件下における各種浮選指標(浮遊率・浮選速度など)の粒度依存性を検討し, 微粒子と気泡の衝突・付着・脱着の3種現象について,既存モデルに基づいて超音波照射の有効性の検討を行った。結果的には,超音波照射の有無による浮選確率や粒子-気泡間の衝突・付着・脱着確率を既存理論により算出したところ,脱着しない確率に大きな差はないが,衝突確率は低周波数ほど下がることや、付着確率の大幅な向上が認められた。

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