4:00 PM - 4:20 PM
[26-09] Poroelastic Parameters of Sandstones with and without Swelling Clay Minerals
司会:崎 彰久(秋田大学)
二酸化炭素の地中貯留において,キャップロック破壊などによって生じる地下流体移動モニタリング手法の一つとして、多孔質弾性論に基づいた地表面傾斜量の逆解析手法が提案されている。本手法は、貯留環境に応じた各種多孔質弾性パラメータが必要である。そこで本研究では、砂岩を対象として、広範な封圧および間隙圧における各種多孔質弾性パラメータを明らかにした。多孔質弾性パラメータを実験的に求めるため、非排水の静水圧試験,排水の静水圧試験,非排水および排水条件下における三軸圧縮試験を行った。本研究で求めたパラメータは、排水ヤング率、非排水ヤング率、排水ポアソン比、非排水ポアソン比、排水体積弾性率、非排水体積弾性率、多孔質弾性パラメータH、スケンプトンのB値、排水剛性率、非排水剛性率、多孔質弾性パラメータR およびBiot-Willis係数である。多孔質弾性パラメータは一般的に有効応力の関数を用いて記述できること,また,Biot-Willis係数は2種類の岩石で真逆の有効応力依存性を示すことを明らかにした。これは砂岩に含まれる膨潤性粘土鉱物の有無が影響していると考えた。
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