16:20 〜 16:40
[26-10] 個別要素法による岩⽯のき裂進展曲線の作製
司会:崎 彰久(秋田大学)
岩石のき裂進展に対する抵抗を示すパラメータである破壊靭性値には、試験片の寸法による依存性がある。そのため岩石固有の値を評価するためには試験片の寸法を十分大きくとる必要がある。他方、ボーリングコアなど採取される岩石の寸法に制限がある場合には、先述の寸法効果について何らかの手法で補正を行うことで固有の破壊靭性値を評価できる可能性がある。その一つに試験中のき裂の進展を考慮したき裂進展抵抗曲線がある。この手法では岩石のき裂の進展を測定し、き裂の進展長さと応力拡大係数の関係を示す曲線を描く。そしてき裂が十分進展し応力拡大係数が一定となる所を岩石固有の破壊靭性として評価するものである。本発表では、き裂進展長さを評価することを個別要素法によるシミュレーショで実施し、その結果からき裂進展曲線を作成した。シミュレーションの結果は実岩石を対象とした破壊靭性試験と比較することで評価した。
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