11:15 〜 11:30
[31-08] Fe2O3及びAl2O3を含むカルシウムケイ酸塩スラグ融体の粘度測定
司会:齊藤 敬高(九州大学)
次世代型石炭ガス化複合発電は、従来の石炭火力発電で使用不可能であった低融点な石炭が使用可能である。スラグ排出方法もフライアッシュスラグではなくクリンカーアッシュスラグが主要となる。実際に模擬ガス化炉で排出されたスラグ(アダロ, マリナウ, コールバレー, 及びタニトハルム) を基に模擬組成を作製した。石炭ガス化スラグの主要組成は、SiO2, CaO, Al2O3, 及びFe2O3である。粘度測定の手法は内筒共軸円筒回転法で、るつぼとスピンドルの材質はPt- 30%Rhである。測定温度はスラグ排出口付近の温度1600°Cを目安とし1300°Cから1650°Cの間の均一融体温度域で行った。SiO2量40~60(mol%) とし他の添加量を変化させ、粘度測定を行った。均一融体温度域での粘度測定結果は、SiO2とAl2O3の添加量が多くなるにつれ粘度の増加が確認された。一方、CaOとFe2O3の添加量が多くなるにつれ粘度の減少が確認された。60mol%SiO2の時、粘度の減少効果に関してはCaOよりもFe2O3の方が高いことが確認された。
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