1:45 PM - 2:00 PM
[34-04] The study on the geochemical reaction of coal combustion exhaust gasses stored in an aquifer
司会:安達 毅(秋田大学)
温室効果ガスの一種である二酸化炭素(CO2)削減が地球規模の問題となっている。CO2は主に化石燃料の燃焼により排出される。発電分野では世界の発電量の約40%が石炭火力発電である。石炭は化石燃料の中で単位発熱量あたりのCO2排出量が多い特長があるため、石炭燃焼時のCO2削減が課題となっている。近年、CO2を地下帯水層に貯留するCCS(Carbon Capture & Storage)技術が着目されており、様々な研究によりその技術課題が解決されつつある。しかし、石炭燃焼により排出されるガスはCO2以外に石炭成分由来のSOx等が混在する可能性があるため、CCS実施の際はこれら不純物の影響を考慮する必要がある。そこで本研究では石炭燃焼由来のCO2にCCS技術を適用する場合、地下帯水層が受ける影響を検討した。小型試験装置を用いて石炭燃焼ガスを模擬したSOxを含んだCO2と模擬地下水および岩石を高温・高圧条件で反応させ、反応前後の水組成および岩石試料を比較した。その結果、本試験条件においては不純物を含むCO2が地下帯水層に及ぼす影響は不純物を含まないCO2とほとんど差異が見られなかった。
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