MMIJ Annual Meeting 2014

Presentation information

一般講演

環境

Fri. Mar 28, 2014 9:45 AM - 12:00 PM 第4会場 中セミナー室4 (As311・312)

司会:三木 一(九州大学)、篠田 弘造(東北大学)

11:00 AM - 11:15 AM

[35-05] Geochemical reaction modeling related to various slags used in application for civil engineering

山根 康隆1 (1. 北海道大学)

司会:篠田 弘造(東北大学)

鉄やニッケル精製の副産物として生じる鉄鋼スラグやフェロニッケルスラグは、路盤材や土木用資材として利用されている。各スラグの利用では、スラグそのものからの有害物質の漏えいや土壌溶液のpH変化等に関しては注意が払われている。しかし、その利用によって土壌の化学的環境が影響され、間接的に元々土壌に吸着されていた有害物質が脱離して溶存態となる可能性は否定できない。そこで本研究では、ヒ素や鉛で汚染されている土壌に高炉水砕スラグ、高炉徐冷スラグ、脱炭スラグ、フェロニッケルスラグを土工材として配合した場合を想定し、土壌間隙水のpH変化や鉄水酸化鉱物に吸着しているヒ素や鉛の挙動に与える影響について、地球化学反応モデル計算によって明らかにすることを目的とした。その結果、フェロニッケルスラグ配合の場合はpHに大きな変化は認められず、ヒ素と鉛の吸着形態にも大きな変化はなかったが、それ以外のスラグでは土壌間隙水のpHは上昇し、吸着ヒ素の脱離が認められた。吸着ヒ素や鉛の挙動は、土壌間隙水のpHによって決定され、各種スラグの利用によって影響を受けることが明らかとなった。

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