MMIJ Annual Meeting 2014

Presentation information

一般講演

環境

Fri. Mar 28, 2014 9:45 AM - 12:00 PM 第4会場 中セミナー室4 (As311・312)

司会:三木 一(九州大学)、篠田 弘造(東北大学)

11:30 AM - 11:45 AM

[35-07] Immobilization of borate by co-precipitation with hydroxyapatite using lime resources as starting materials

利行 謙汰1、後藤 知代1、平島 剛1、笹木 圭子1 (1. 九州大学)

司会:篠田 弘造(東北大学)

ホウ酸の不動化剤には様々な無機材料が検討されているが、その多くは不動化後の安定性が十分ではない。ハイドロキシアパタイト(HAp; Ca10(PO4)6(OH)2)は溶解度積が極めて小さいこと、豊富な石灰系資源をCa源として活用できることから、実用的な不動化法として期待される。本研究では、消石灰(Ca(OH)2)をCa源とし、リン酸とホウ酸を含んだ水溶液からHApとの共沈によりホウ酸の不動化機構について、溶液分析とXRDおよび11B-NMRによる固体分析によって検討した。XRDから、固相残渣にはホウ酸を成分とする析出物が認められず、ホウ酸はHApのPO43-およびOH-サイトに入っていると考えられる。11B-NMRより反応初期の固相では[3]Bが優勢であったが、Ca源をドロマイトの水酸化物(Ca(OH)2•Mg(OH)2)に置き換えると、[4]Bが優勢になった。ドロマイトの水酸化物はCa2+だけではなくMg2+を系内に供給し、Caサイトを占める性質があり、その結果HApの結晶化を遅らせ、ホウ酸の不動化を停滞させたと考えられる。これらの結果より、本法によるホウ酸の不動化機構を考察する。

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