MMIJ 2014,Kumamoto

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企画講演

グリーンアジアのためのエネルギーおよび資源確保の戦略

Mon. Sep 15, 2014 9:00 AM - 3:50 PM 221教室 (熊本大学)

司会:平島剛(九州大学工学研究院), 沖部奈緒子(九州大学工学研究院), 島田英樹(九州大学工学研究院)

2:10 PM - 2:45 PM

[A1-8] バイオミメティック触媒によるブロモフェノール類の酸化分解

福嶋正巳, 朱倩倩, 宮本貴文 (北海道大学大学院工学研究院)

司会:沖部奈緒子(九州大学工学研究院)

Keywords:バイオミメティック触媒, ブロモフェノール, 酸化分解, 腐植物質, 担持型触媒

ブロモフェノール類(BPs)のような臭素系難燃剤は処分場浸出水中に分布し、内分泌攪乱作用を有することから、これらの分解・無害化は重要な課題である。鉄ポルフィリン触媒、鉄フタロシアニン触媒は、生体内で酸化的解毒作用を行うシトクロムP-450の活性中心を模倣したバイオミメティック触媒と見なすことができる。この触媒は、穏和な条件(常温、常圧、水溶液)で有機汚染物質を効率的に分解・無害化できる利点を有するが、反応に必要な酸素供与体(H2O2やKHSO5など過酸化物)の共存で自己分解し失活する問題点がある。また浸出水処理に適用する場合、数十 mg L-1程度共存する腐植物質のような溶存有機物が基質の酸化を阻害する問題点を有する。当研究室では、これらの問題を解消しBPsを効率的かつ選択的に酸化分解することを目的として、様々な機能を有する担体へバイオミメティック触媒を担持した担持型触媒の開発を行ってきた。本講演では、腐植物質による反応阻害を軽減する目的で、担体の表面電荷による腐植物質のイオン排除、および細孔を有する担体を用いた腐植物質のサイズ排除によりBPsの選択的分解を試みた結果について報告する。

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