14:15 〜 14:30
[A2-10] 資源関連の地質構造・物性の3次元モデリング法と形成要因解釈への応用
司会:佐藤稔紀(JAEA)
キーワード:地球統計学, 鉱物資源, 地熱資源, 地下水資源
鉱物資源の需要が急増する現在,鉱床の探査深度の増加と領海・大陸棚への対象域の拡張に伴い,鉱床の有望地域の特定,鉱床を胚胎する地質構造と品位分布の推定精度の向上が急務の課題となっている.これに加えて,火山地帯での再生可能エネルギーとして特に注目されている地熱資源,および都市社会や農業などの発展に不可欠となる地下水資源の分布形態の詳細な把握も重要となっている.これらの把握のためには,ボーリング調査などによる地質データから,地質構造と種々の物性の3次元分布を高い精度と空間分解能で推定し,有機的に統合するという地下イメージング技術がますます必要となる.また,高度な空間分布モデルは,例えば鉱床や地質構造の成因,地熱系や地下水系の形成プロセスなどの地質現象の解釈を深化させることにも利用できる.本稿では,種々の地域を対象とし,金属鉱物,地熱,および地下水資源に関連した地質構造・物性の3次元モデリングに適した手法,およびモデリング結果の応用に関連した筆者らによる研究事例を紹介する.
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