15:45 〜 16:00
[A2-15] 下水汚泥に対するメタン発酵において熱アルカリ処理がもたらす影響に関する研究
司会:笹岡孝司(九大)
メタン発酵とはバイオマス系廃棄物をメタン菌によって嫌気性条件下で発酵させ、エネルギー源として有用なメタンを含むバイオガスを発獲得することができる生物学的プロセスである。しかしながら、発酵に一か月程度と長時間を要しながらも効率が十分でないことなどさまざまな課題があるので、本格的な普及には至っていない。そのため、今日までさまざまな前処理に関する研究がなされてきたが、発酵中の消化汚泥に処理を施す研究は少なかった。そこで、本研究室では、メタン発酵の高効率化を達成するべく熱処理やアルカリ処理を発酵途中の消化汚泥に対して施した場合の効果を中心に調べている。
本研究室の先行研究において消化汚泥の一部に熱アルカリ処理を施すと、発酵によるメタン発生量が最大で約2.5倍になることが確認された。そこで、本研究では、熱アルカリ処理の前後におけるpHやCODの変化を測定することで熱アルカリ処理がどのような機構でメタン発酵に影響を与えているのかを検討した。
本研究室の先行研究において消化汚泥の一部に熱アルカリ処理を施すと、発酵によるメタン発生量が最大で約2.5倍になることが確認された。そこで、本研究では、熱アルカリ処理の前後におけるpHやCODの変化を測定することで熱アルカリ処理がどのような機構でメタン発酵に影響を与えているのかを検討した。
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