MMIJ 2014,Kumamoto

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一般講演

岩石力学・資源開発

Mon. Sep 15, 2014 10:45 AM - 4:00 PM 222教室 (熊本大学)

司会:麻植久史(熊大), 佐藤稔紀(JAEA), 笹岡孝司(九大)

1:30 PM - 1:45 PM

[A2-7] 地下水脈探査のための特性周波数電気探査法

麻植久史1 (1.熊本大学大学院自然科学研究科, 2.熊本大学工学部技術部)

司会:佐藤稔紀(JAEA)

Keywords:電気探査, 周波数, 地下水

地下水資源は,人々の生活や産業に欠かすことのできない資源であり,生活用水・工業用水・農業用水など,幅広い用途で利用されている。しかし,地下水は地下に万遍なくあるわけではないため,その位置や賦存状態を正確に把握する必要がある。現在,地下水探査に最も広く利用されているのは電気探査法であるが,比抵抗値から推定されるものは,あくまで比抵抗構造であり地下水の存在を直接的に検出することはできない。そこで、低周波数帯で発生する表面伝導と緩和時間に注目し、地下水脈探査のための新しい電気探査法の開発を試みた。本研究では室内によるサンプル実験を、1~100Hzの矩形周波数で切り替え可能な高分解能周波数可変型電気探査装置により行い、地下水の存在による比抵抗値の周波数依存性を捉えた。帯水層モデルとして,複数のモデルを準備し,各々の実験条件に則した測定を行った。その結果、帯水層モデルにおいて、1~40Hz矩形周波数帯で特徴的な比抵抗変動が表れた。これにより、より高精度な地下水探査が可能となるだけでなく、ため池の漏水調査等にも応用できる。

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