資源・素材2014(熊本)

講演情報

企画講演

低炭素社会構築のためのCCS

2014年9月17日(水) 09:00 〜 14:20 221教室 (熊本大学)

司会:菅井裕一(九州大学), 大山裕之(東京大学), 末包哲也(東京工業大学)

14:00 〜 14:20

[A6-11] 土壌CO2フラックスの長期連続測定法の開発

菅井裕一1, 佐々木久郎1, 川崎航1, 内藤由和2, 川村太郎2, 福馬聡之2 (1.九州大学, 2.中外テクノス株式会社)

司会:末包哲也(東京工業大学)

キーワード:CCS, CO2, フラックス, 土壌, チャンバー法, モニタリング

CCS実施サイトにおける地下貯留CO2の地表への漏洩モニタリングを目的として、土壌CO2フラックスを長期的に連続して測定する手法を検討した。チャンバー法に基づく土壌CO2フラックスの測定を基本とし、その開閉とファンの稼働を自動化したシステムを構築して、長期間にわたって連続的に土壌CO2フラックスの測定が可能な装置を開発した。これを屋外フィールドに設置して連続測定を行なった結果、土壌CO2フラックスの季節的な変化に加えて昼夜による変化や天候による変化を把握することができた。これにより、CCSにおいて地下貯留CO2の地表への漏洩を評価するためのCO2フラックスの閾値を設定することができた。 実際に試験フィールドにおいて地下へのCO2注入試験を実施し、同閾値がCO2の漏洩検出に妥当であることが示された。

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