10:40 〜 11:00
[A6-5] CO2マイクロバブル圧入方式原油増進回収技術開発の実験的研究
司会:大山裕之(東京大学)
キーワード:地球温暖化, 石油増進回収, マイクロバブル, X-CT可視化, 多孔質砂岩
生産性が低下した油田にCO2を圧入し、石油回収率の向上や油田寿命の延長を図ると共に、温室効果ガス削減にも貢献できるCO2-EOR事業が北米を中心に展開されている。本研究ではCO2をマイクロバブル(微細気泡)化して貯留層に圧入し、掃攻効率の改善を目指すナノ粒子を用いたフォームブロッキング(foam blocking)効果が期待できる石油の増進回収を図る革新的WAG(Water-Alternating-Gas)技術開発を主な目的としている。マイクロバブルCO2が貯留層のより小さい孔隙に浸入できることは、すでに多孔質砂岩(Berea sandstone)を用いたCO2と間隙水(brine)との置換実験によって確認できている。本研究では模擬石油を加えた三相状態の石油増進回収モデル実験を実施し、同一ブロックからくり抜いたBerea sandstone試料に、同じ温度・圧力・レートで行ったCO2注入時のX線CT画像を基に、従来のCO2圧入法(NB-CO2)の実験結果との比較によってマイクロバブルCO2圧入法(MB-CO2)の有効性評価を試みた。
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