MMIJ 2014,Kumamoto

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企画講演

最近の岩盤工学および鉱山開発に関するトピック

Wed. Sep 17, 2014 9:00 AM - 4:30 PM 222教室 (熊本大学)

司会:福井勝則(東京大学), 立川和法(石灰石鉱業協会), 羽柴公博(東大), 笹岡孝司(九州大学)

2:15 PM - 2:40 PM

[A7-11] 山岳トンネルにおける中央導坑先進方式による止水注入工法の開発

真下義章1, 福井勝則2 (1.清水建設株式会社, 2.東京大学)

司会:羽柴公博(東大)

Keywords:止水トンネル, 中央導坑, 止水注入, 岩盤シールド

一般に山岳トンネルの建設に伴い、周辺地盤の地下水位低下等、水文環境に及ぼす影響が懸念されるが、近年では環境意識の高まりに伴い、地下水位保全を目的とした止水トンネル(ウォータータイトトンネル)のニーズが高まっている。止水トンネルは、インバートを含む二次覆工の背面全周に防水シート等を施した止水構造とすることにより、完成後の地下水の排出を防止するトンネル構築技術である。
一方トンネルの施工期間中に関しては、一時的に地下水位低下を許容するケースもあるが、厳しい環境条件の下では、施工期間中も含めた地下水位低下の抑制が求められる。筆者らはトンネル施工期間中の止水対策として、トンネル断面中央に設けた先進導坑(中央導坑)内から周辺地山に対し止水グラウトを実施する、先進導坑方式による止水注入工法を開発した。同工法は、①岩盤シールドによる先進導坑掘削工、②先進導坑内からの止水注入工、③本坑拡幅掘削に先立つセグメント解体工、により構成される。
本稿では、同工法の概要、および1MPaを上回る高水圧の作用する圏央道・八王子城跡トンネルへの適用結果について報告する。

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