MMIJ 2014,Kumamoto

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企画講演

最近の岩盤工学および鉱山開発に関するトピック

Wed. Sep 17, 2014 9:00 AM - 4:30 PM 222教室 (熊本大学)

司会:福井勝則(東京大学), 立川和法(石灰石鉱業協会), 羽柴公博(東大), 笹岡孝司(九州大学)

10:50 AM - 11:15 AM

[A7-5] 送鉱石灰石の高品位化に対する取り組み

永井甲矢雄 (三菱マテリアル株式会社 東谷鉱山)

司会:立川和法(石灰石鉱業協会)

東谷鉱山は、福岡県北九州市小倉南区に位置し、カルスト台地として有名な平尾台国定公園の南西側に隣接する区域で石灰石の採掘を行っている。生産工程は岩盤を穿孔、爆薬により発破した後、ホイールローダとダンプトラックで5本の立坑へ投石を行っている。これを坑内の破砕プラントにて破砕後、長距離ベルトコンベアまたはダンプトラックで運搬し、年間約1千万トンの石灰石を各出荷先に供給している。
本稿の取り組みでは、自社セメント工場での産業廃棄物処理量の増加に対応すべく、採掘工程における雑石処理方法を検討し、送鉱石灰石の高品位化に一定の成果が得られた。つまり、従来はセメント副原料の代替として活用してきた雑石を除外して、その大半を集積場へと運搬した。これによる集積場の必要容量増大については、新たな集積場を確保することで対応した。また、雑石中に混入する石灰石について、石灰石と雑石の発破による破砕粒度の差異に着目して、篩分作業による選別と混入石灰石の回収を行い、現状で可能な資源の有効利用方法と集積場の縮小・延命方法を模索した。その結果、集積場の必要容量を低減し、送鉱石灰石の品位約2.5%向上に対し一定の成果を得た。

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