MMIJ 2014,Kumamoto

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企画講演

最近の岩盤工学および鉱山開発に関するトピック

Wed. Sep 17, 2014 9:00 AM - 4:30 PM 222教室 (熊本大学)

司会:福井勝則(東京大学), 立川和法(石灰石鉱業協会), 羽柴公博(東大), 笹岡孝司(九州大学)

1:00 PM - 1:25 PM

[A7-8] 岩戸鉱山における起砕鉱粒度解析により導き出された最適発破規格による操業改善

田中博章1, 品川賢治1, 井上雅2, 井上博国3, 島田英樹4, 笹岡孝司4 (1.春日鉱山株式会社, 2.Minera Los Pelambres, 3.九州大学大学院工学府, 4.九州大学大学院工学研究院)

司会:羽柴公博(東大)

岩戸鉱山では一次クラッシャーに投入できる起砕鉱の粒径は500mm以下である。したがって、起砕鉱の中から500mm以上を選別し、ブレーカーにより500mm以下に小割する作業が必要となる。現発破規格では、500mm以上の起砕鉱の割合が多く、小割作業が採掘費を増加させる一要因となっていることから、それを削減することが課題となっている。一般に、発破による起砕鉱の粒径は、その規格のみならず岩盤状態(亀裂、強度)、地質など様々な要因に影響を受ける。したがって、上記課題解決のために、岩盤状態を考慮した最適な発破規格を導き出すことを目的とし、粒度解析、亀裂評価、力学試験を実施した。まず、現発破規格で発破を行い、起砕鉱粒度分布の解析を行った。また、岩盤状態がその粒度分布に与える影響を検討するため、発破箇所ごとに、発破前切羽壁面の亀裂評価、起砕鉱の力学試験を実施した。その後、発破規格を変更して、同様の粒度解析、亀裂評価、力学試験を実施した。最後に、その結果および各作業のユニット・コストを元に、最適な発破規格を採用することによる粒度分布の変化が採掘費に与える改善効果を試算した。

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