MMIJ 2014,Kumamoto

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企画講演

最近の岩盤工学および鉱山開発に関するトピック

Wed. Sep 17, 2014 9:00 AM - 4:30 PM 222教室 (熊本大学)

司会:福井勝則(東京大学), 立川和法(石灰石鉱業協会), 羽柴公博(東大), 笹岡孝司(九州大学)

1:25 PM - 1:50 PM

[A7-9] 高精度秒時雷管を用いた環境負荷低減発破

岩野圭太1, 越川俊幸1, 末吉功一1, 手塚康成1, 小渕考晃1, 犬塚隆明1, 栗木欣也2, 落河崇征2, 福井勝則3, 永江純一3 (1.鹿島建設株式会社, 2.豊田市役所, 3.東京大学)

司会:羽柴公博(東大)

Keywords:トンネル発破, 環境負荷, 振動, 電子雷管, 周波数解析

住環境が近いトンネル発破では、発破振動による環境負荷を低減することが極めて重要である。ここでは、①トンネル全線に亘り低土被り、②民家など重要構造物が近接、③地質は非常に硬質な花崗岩という条件の下、起爆秒時差を現場にて任意に設定できる電子雷管(eDevⅡ)を国内で初めて適用することにより、秒時差を高精度に制御し、発破振動の増幅をコントロールしながら安全に発破掘削を実施した事例を紹介する。同現場では高精度秒時電子雷管を用いた一連の発破試験を行い、一孔一斉発でかつ、振動が増幅しない範囲で極限に秒時差を小さくすることにより、発破継続時間が極めて短く、振動体感を小さく抑えることができるこれまでにない発破技術を確立した。これにより、民家から十数mという国内では過去に事例がないほど近接した施工条件でも住民の同意を得ながら安全に発破掘削を継続することが可能となった。

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