MMIJ 2014,Kumamoto

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一般講演

高温素材プロセス・新素材

Mon. Sep 15, 2014 10:45 AM - 3:15 PM 225教室 (熊本大学)

司会:齊藤敬高(九州大学), 宇田哲也(京都大学), 高須登実男(九工大)

11:15 AM - 11:30 AM

[B2-3] 1573K、鉄飽和下におけるAl2O3-CaO-SiO2系の液相線に及ぼすFeOxの影響

三澤史登1, 関本英弘2, 岩淵仁那2, 山口勉功2 (1.岩手大学大学院, 2.岩手大学工学部)

司会:齊藤敬高(九州大学)

Keywords:状態図,耐火物,溶解度

アルミナ耐火物とAl2O3-CaO-SiO2-FeOx系スラグの反応を明らかにする目的で、1573K、金属飽和下においてAl2O3-CaO-SiO2-FeOx系のAnorthiteと平衡する液相線に及ぼすFeOx濃度の影響を調べた。その結果、液相中のFeOx濃度が0~20 mass %の場合、塩基度Q =(mass%CaO) /(mass% SiO2)= 0.3 , 0.5のスラグの液相線に与えるFeOxの影響は小さく、液相中のAl2O3濃度は変化が小さい。しかしながら、Q = 0.8のスラグでは、mass % FeOxが増加すると液相中のAl2O3濃度が大きくなる傾向があった。さらに、スラグ中のFeOxが20 mass %以上になると、Q = 0.3 , 0.5 , 0.8のいずれの組成においても液相中のAl2O3濃度が急激に大きくなり、液相領域が広がることが分かった。これらの実験結果よりAl2O3系耐火物の溶損を抑制するうえでは、低塩基度のスラグを用い、スラグ中のFeOx濃度を20mass%以下にすることが望ましい。

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