資源・素材2014(熊本)

講演情報

企画講演

各種吸着剤を利用した環境浄化

2014年9月16日(火) 09:00 〜 12:00 231教室 (熊本大学)

司会:村山憲弘(関西大), 西須佳宏(産総研)

11:20 〜 12:00

[B3-4] オンサイトでの層状複水酸化物生成反応を利用した有害元素の水処理法

原口大輔, 林浩志 (三菱マテリアル)

司会:西須佳宏(産総研)

キーワード:グリーンラスト, ハイドロタルサイト, 殿物繰り返し, セレン, フッ素

本発表ではOn-site LDH生成法および有害元素処理への適用について,三菱マテリアルにて実用化された二つの例を述べる.一つめはFe(II)-Fe(III)系LDHであるGreen Rust を活用するもので,低濃度のセレンに対して特に有効な方法である.GRにより水中のSe(VI)をSe(0)に還元するとともに,GRはMagnetiteに酸化される.低濃度Se(VI)汚染水から99%以上のSe(VI)を除去することができる.二つめは Mg(II)-Al(III)系LDHであるHydrotalciteを活用したフッ素の処理であり,MgOを中和剤とする新しいプロセスである.両技術とも,共沈法をベースにしているが,独自の汚泥循環プロセスを採用することで,生成沈殿の高密度化を図るとともに,固形物のLDH結晶化を促すことで,対象元素の除去能力を大きく高めることができる.On-site LDH法の生成機構と有害元素の除去特性を中心に説明する.

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