資源・素材2014(熊本)

講演情報

企画講演

東北発素材技術先導プロジェクト/希少元素高効率抽出技術領域

2014年9月17日(水) 10:00 〜 15:30 231教室 (熊本大学)

司会:村松淳司(東北大学), 中村崇(東北大学), 大和田秀二(早稲田大学)

14:30 〜 15:00

[B6-8] イオン液体を用いたレアメタルの抽出分離

久保田富生子, Yang Jian, 馬場雄三, 後藤雅宏 (九州大学)

司会:大和田秀二(早稲田大学)

キーワード: rare metal, extraction, separation, ionic liquids, recycle

溶媒抽出法は、金属分離の有用な手段のひとつであり、レアメタルのリサイクル技術としても応用可能である。湿式法で使用済み製品からレアメタルを分離回収するには、酸水溶液などに金属を溶出し、さまざまな不純物金属を含むこの原料溶液から、目的の金属のみを抽出する必要がある。近年その抽出代替溶媒としてイオン液体が注目されている。そこで、イミダゾリウム型の典型的な疎水性イオン液体を用いて、電子機器や自動車排ガス触媒に含まれるレアメタルの抽出分離を検討した。その結果、イオン液体はそのまま陰イオン型の金、白金族イオンの抽出溶媒となり、一般金属との分離を可能にすることが明らかになった。一方、金属陽イオンを抽出するには、抽出剤が必要である。本報では、イオン液体による貴金属および希土類金属の抽出分離特性を明らかにし、イオン液体の分離媒体としての可能性を検討した。

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