MMIJ 2014,Kumamoto

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企画講演

自然由来汚染土壌の取り扱いを改めて考える

Mon. Sep 15, 2014 10:00 AM - 4:50 PM 223教室 (熊本大学)

司会:駒井武(東北大), 晴山渉(岩手大), 白鳥寿一(東北大)

2:00 PM - 2:30 PM

[C1-6] 【特別講演】地下鉄建設工事における重金属含有海成泥岩に係る対策

門間聖子 (応用地質株式会社 東北支社)

司会:晴山渉(岩手大)

Keywords:自然由来重金属, 海成泥岩, 砒素, 掘削発生土

仙台市地下鉄東西線建設工事に先立ち、自然由来の重金属を含むとされる新第三紀鮮新世竜の口層の岩石について、重金属の溶出特性の調査を行った。調査にあたっては、鉛直ボーリングにて採取した試料について、土壌汚染対策法に基づく溶出試験および含有量試験、ならびに酸化進行後の溶出特性を確認するための強制酸化試験等を実施した。これらの試験の結果、竜の口層の岩石は、下部から上部に至るほとんどの岩相において、掘削直後の未酸化の試料からはほぼ砒素のみが溶出し、掘削後3ヶ月から7ヶ月ほど通常の保管状況(常温で空気に触れる状態)にあり酸化が進行した試料からは、カドミウム、鉛、セレン、ふっ素などが溶出することが明らかとなった。これらのデータから竜の口層の溶出特性について考察し、その結果を踏まえて地下鉄建設工事における掘削発生土処理方法を検討した。

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