11:30 〜 11:45
[C2-8] 磁気分離を用いた亜鉛含有ダストの濃縮プロセス
司会:西須佳宏(産総研)
キーワード:製鋼ダスト, 電炉ダスト, 亜鉛, 磁気分離, Waelz
鉄スクラップを原料とする製錬工程ではZnやFeを豊富に含有するダストが発生する。Znは最も枯渇が懸念されている元素の1つであり, その唯一のリサイクル対象であるダストは資源として重要である。しかし, ダストはPb, Cd, Cl, Fなどの有害成分も含有するため中間処理が必要であり, その処理費は鉄鋼メーカーにとって大きな負担となっている。代表的な中間処理法は大量の還元剤とエネルギーを使用してZnを還元揮発するWaelz法であるが, Znが冷却過程で再酸化することに加え, 揮発性の各種有害成分も随伴するため得られるのは粗酸化亜鉛に過ぎない。さらに, 残渣であるクリンカーの多くは用途がなく埋め立て処分せざるを得ない状況である。そこで本研究では, 亜鉛含有ダストを濃縮して中間処理に供する処理量を削減することを目的に, 磁気分離を用いた濃縮プロセスの基礎検討を行った。
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