MMIJ 2014,Kumamoto

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一般講演

環境・エネルギー

Wed. Sep 17, 2014 9:30 AM - 11:45 AM 223教室 (熊本大学)

司会:伊藤真由美(北大), 新苗正和(山口大)

9:45 AM - 10:00 AM

[C5-2] Fe-Al複合酸化物によるヒ素の吸着除去

吉田翔, 大和哲也, 村山憲弘, 芝田隼次 (関西大学)

司会:伊藤真由美(北大)

Keywords:As,吸着,複合酸化物

世界各地で地下水のヒ素汚染が環境上の深刻な問題となっている。地下水中のヒ素は亜ヒ酸(As(III))およびヒ酸(As(V))として存在し、いずれも効率的な除去が求められている。代表的なヒ素除去技術の一つとして吸着法が挙げられる。吸着法は安価で簡便な操作でヒ素の除去が行えるが、従来の吸着剤ではAs(III)、As(V)の両方を効率的に除去することは難しい。本研究では、As(III)とAs(V)の両方の除去に適した吸着剤として、Fe-Al複合酸化物に着目した。共沈法により種々のモル比のFe-Al複合酸化物を合成し、As(III)およびAs(V)の除去試験を行った。除去試験の結果より、複合酸化物のAsの吸着性能は溶液の平衡pHに依存し、As(V)は酸性領域で、As(III)は中性領域で高い除去率を示した。合成時の金属イオンのモル比を変化させることによりAs(III)とAs(V)の除去率に違いが生じ、Fe3+/Al3+=1で合成したとき、As(Ⅲ)とAs(V)の除去率はいずれも高い値を示した。Fe-Al複合酸化物はAs(III)とAs(V)の両方の除去に適した吸着剤としての可能性を示した。 

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