11:30 AM - 11:45 AM
[C5-8] 佐賀関硫酸工場の効率化
司会:新苗正和(山口大)
Keywords:製錬,硫酸,省エネ,パンパシフィック・カッパー株式会社,佐賀関製錬所,SO2ブロワ
パンパシフィック・カッパー株式会社佐賀関製錬所硫酸工場は、粗銅増産や銅精鉱S/Cu上昇に対応するため、段階的に生産能力を引き上げ、現在4,000t/日の設備能力を有している。これは当初設計能力2,630t/日と比較し約1.5倍の能力であり、併せて熱回収も強化したことで、その生産性は大きく向上している。
一方、主要な製造設備は、いずれも稼働後30年以上経過していることから、設備の維持保全が課題であり、今後、吸収塔や熱交換器の更新等、大規模な設備投資が必要となる。また、昨今の電力・燃料価格の上昇から一層の効率化が求められたため、生産能力を維持しながら系統数を削減し、電力費・保全費の削減を図る計画を実施した。
本計画では、保有する3系統のうち、最も生産能力が小さく、転化器・吸収塔缶体の制約から拡張性に乏しいD系工場を休止し、その分の負荷を、最大能力を有するE系工場の更なる増強で吸収することにより、回収熱量増加も図りながら一層の効率化を図ることとした。
本発表では、2011年から開始したE系増強に関する技術的検討と、2013年11月定修での改造工事内容、増強後のE系稼働状況について報告する。
一方、主要な製造設備は、いずれも稼働後30年以上経過していることから、設備の維持保全が課題であり、今後、吸収塔や熱交換器の更新等、大規模な設備投資が必要となる。また、昨今の電力・燃料価格の上昇から一層の効率化が求められたため、生産能力を維持しながら系統数を削減し、電力費・保全費の削減を図る計画を実施した。
本計画では、保有する3系統のうち、最も生産能力が小さく、転化器・吸収塔缶体の制約から拡張性に乏しいD系工場を休止し、その分の負荷を、最大能力を有するE系工場の更なる増強で吸収することにより、回収熱量増加も図りながら一層の効率化を図ることとした。
本発表では、2011年から開始したE系増強に関する技術的検討と、2013年11月定修での改造工事内容、増強後のE系稼働状況について報告する。
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