資源・素材2014(熊本)

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2014年9月15日(月) 16:00 〜 17:30 工学部百周年記念館 (熊本大学)

16:00 〜 17:30

[P-1] 数値シミュレーションを用いた坑内水量削減対策工の効果予測

富山眞吾, 河村裕二, 山縣三郎 (三菱マテリアル株式会社)

キーワード:休廃止鉱山, 発生源対策, 数値シミュレーション

休廃止鉱山において不飽和地層内にある坑内空間(坑道、採掘跡等)を充填することで、坑内水の発生源対策(水量削減、水質改善)及び坑内空間の安定化(陥没等防止)を行い、坑廃水処理コストの削減を図る技術開発を経済産業省委託業務「先進型坑廃水処理技術開発事業」において実施している。次年度以降に予定している充填施工に先立ち、水量削減効果の定量予測を行ったので報告する。対象鉱山の地形・地質や水質等の既知の情報から、地表表層に浸透した地下水が土壌や風化層を帯水層として山腹斜面を側方流動した後、断層や鉱脈等を水みちとして地下の採掘領域に浸透する地下水流動概念を想定した。現状再現シミュレーション(定常解析)では岩盤中地下水位の実測値に近似する計算結果が得られるとともに、想定した概念に整合的な地下水の流れが再現された。また、坑道充填後の将来予測シミュレーションでは、充填規模に応じて坑内水量の削減効果が大きくなり、また周辺岩盤中の水位が上昇する予測結果が得られた。地下水位は現在継続測定中であり、降水量等の季節的変動と地下水位の関係を把握した上で、シミュレーション(時系列解析)を行う予定である。

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