16:00 〜 17:30
[P-2] 中性子回折パターンとAE信号の同時測定を用いた岩石材料のひずみ解析
キーワード:中性子回折, ひずみ解析, AE信号, 岩石材料
これまでの研究で、中性子回折法を用いた岩石材料中のひずみ測定を行っている。中性子回折で得られるひずみ情報は、結晶格子中に蓄積したひずみ量であり、岩石全体がマクロにひずむメカニズムを解析するためには、鉱物粒子の滑りやき裂の発生に関する情報も得る必要がある。そこで、中性子回折パターンとAE信号の同時測定システムを開発し、ひずみ解析を行った。
実験試料には、砂岩とカルカレナイトの2種類の岩石材料を用い、一軸圧縮試験を行いながらその場同時測定を行った。
中性子回折パターンから鉱物中に蓄積した格子ひずみ量に関する情報が得られ、AE信号測定からは、き裂の発生あるいは鉱物粒子の滑りに由来するとみられる信号が観測された。さらには、岩種によって異なる周波数特性が観測された。これらのことから、中性子回折とAE信号の同時測定により、結晶格子中に蓄積するひずみ量と鉱物に滑りやき裂が発生する様子を解析できるようになった。
本手法を用いれば、き裂や変形が発生した周辺のひずみ分布など、従来の手法では得ることができない情報を得られるようになり、岩石材料の力学的特性を理解する事に繋がると言える。
実験試料には、砂岩とカルカレナイトの2種類の岩石材料を用い、一軸圧縮試験を行いながらその場同時測定を行った。
中性子回折パターンから鉱物中に蓄積した格子ひずみ量に関する情報が得られ、AE信号測定からは、き裂の発生あるいは鉱物粒子の滑りに由来するとみられる信号が観測された。さらには、岩種によって異なる周波数特性が観測された。これらのことから、中性子回折とAE信号の同時測定により、結晶格子中に蓄積するひずみ量と鉱物に滑りやき裂が発生する様子を解析できるようになった。
本手法を用いれば、き裂や変形が発生した周辺のひずみ分布など、従来の手法では得ることができない情報を得られるようになり、岩石材料の力学的特性を理解する事に繋がると言える。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください