資源・素材2014(熊本)

講演情報

若手ポスター発表

資源開発

2014年9月15日(月) 16:00 〜 17:30 工学部百周年記念館 (熊本大学)

16:00 〜 17:30

[PY-10] USLE式を用いたインドネシア露天掘り鉱山における土壌浸食の評価法に関する検討

濵中晃弘1, 井上直也1, 島田英樹1, 笹岡孝司1, 松井紀久男1, 一ノ瀬政友2 (1.九州大学, 2.都市基盤・環境・資源センター)

キーワード:露天掘り鉱山, リハビリテーション, 土壌浸食, USLE式

インドネシアでは,石炭のほぼ全量を露天掘りにより生産しているため,程度の多少はあれ,開発・生産に伴い周辺環境に影響を与えることは避けられないため,環境負荷低減型の鉱山開発を行うために,適切なリハビリテーションプログラムを開発初期段階より検討・策定する必要がある。インドネシアは熱帯雨林気候に属しており,年間降雨量が多く,多量の降雨によって土壌浸食が容易に発生する環境であることから,過度の土壌浸食現象により,流出した土壌が河川の川底に堆積し,水質汚濁が引き起こされるだけでなく,植栽基盤としての良質な土壌の流出によってリハビリテーションエリアにおける再緑化の阻害を引き起こす可能性がある。そのため,リハビリテーションエリアの中長期的な維持・管理のためには,対象区域の土壌浸食状態を事前に予測して対策を講じる必要がある。そこで,本報告では降雨に伴う土壌流出量を予測する式として広く一般的に用いられている,USLE式(Universal Soil Loss Equation)を用いた土壌浸食予測に関して各種室内試験および現場調査より検討を行った結果について述べる。(企画講演でショートプレゼンテーション)

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