MMIJ 2014,Kumamoto

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若手ポスター発表

資源開発

Mon. Sep 15, 2014 4:00 PM - 5:30 PM 工学部百周年記念館 (熊本大学)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-12] 露天掘り鉱山における発破振動の抑制に関する数値解析的検討

高橋良尭1, 笹岡孝司1, 島田英樹1, 松井紀久男1, 田中博章2, 久保田士郎3, 佐分利禎3, 一ノ瀬政友4 (1.九州大学, 2.春日鉱山(株), 3.産業技術総合研究所, 4.都市基盤・環境・資源センター)

Keywords:発破振動

発破作業は、鉱山や土木の分野で重要な技術として古くから用いられてきたが、法令によって火薬類の利用が制限されていることをはじめ、振動・騒音・飛石などほかの工法よりも周辺環境に悪影響を及ぼす可能性が高いといえる。本研究の対象鉱山である春日鉱山(株)では、近年、最近隣住宅において自主規制値と同等もしくはそれを超える発破振動が観測されており、発破振動の伝播挙動の把握およびその対策が急務となっている。そこで、春日鉱山で発破振動の実測を行うとともに、有限要素法による数値シミュレーションを試み、本鉱山における発破振動の伝播挙動を解明し、防振壁の構築及び装薬量の減少による発破振動の低減効果について種々検討した。これにより、現場試験の結果と数値解析の結果の比較から解析モデルの妥当性を確認できた。また、本解析手法の適用により、防振壁の施工や装薬量を減少させることで発破振動の低減が確認できた。今後、本鉱山では、採掘計画、地質条件および採掘コストを考慮し、適切な発破振動低減対策を選択する必要があると考えられる。

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