MMIJ 2014,Kumamoto

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若手ポスター発表

リサイクリング

Mon. Sep 15, 2014 4:00 PM - 5:30 PM 工学部百周年記念館 (熊本大学)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-24] 酸化チタン製造工程より生じる廃液からのScの分離・回収

森山佳, 五十川知里, 石井大翔, 村山憲弘, 芝田隼次 (関西大学)

Keywords:Sc, 溶媒抽出, リサイクル

Scは希土類元素に分類される原子番号21、原子量44.9の元素である。用途は固体酸化物形燃料電池の固体電解質、メタルハライドランプの光源、Al-Sc合金などである。Scはイルメナイト鉱、ルチル鉱などの酸化鉱物中に20-30ppmで微量に存在している。Scの高品位鉱物の産出量は少なく、工業的な製錬対象とはなっていない。酸化鉱物からTi、Al、Niなどを精錬する工程で生じる廃液や残渣からScを回収する必要がある。Versatic Acid 10(VA10)にTBPを添加した混合抽出剤を用いてScの溶媒抽出を行った。水相にはSc単味水溶液と酸化チタン製造工程の廃液を想定して調製したSc、Ti、Zrの混合水溶液を用いた。TBPは混合水溶液での分相性やScの剥離性を改善するために加えた。VA10にTBPを添加することにより、Scの抽出曲線は高pH側にシフトした。抽出剤がVA10の場合、2M H2SO4を用いてもScの剥離率は46%となった。TBPを添加すると、混合水溶液での相分離性の改善とともに、0.5M H2SO4によってScを100%剥離できた。(企画講演でショートプレゼンテーション)

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