MMIJ 2014,Kumamoto

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若手ポスター発表

環境

Mon. Sep 15, 2014 4:00 PM - 5:30 PM 工学部百周年記念館 (熊本大学)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-39] 超好酸性鉄還元細菌を利用したバイオパラジウム(Bio-Pd(0))ナノ粒子の生成

中山大輔, 笹木圭子, 平島剛, 沖部奈緒子 (九州大学)

パラジウム(Pd)は触媒として産業的に広く利用されている貴金属の一種である一方で、生産国の偏在により、供給の不安定化が懸念される。そのため、産業廃液などからのPd回収プロセスの構築が重要である。従来のPd触媒は、特にその比表面積の大きさと反応性に富む性質から、ナノ粒子としての使用が注目されている。さらに、Pd触媒は種々の反応において、自身の吸蔵した水素を媒体としてその能力を発揮するため、Pdに水素を吸蔵させることは、Pd触媒を製造する上で必要不可欠である。そこで、廃液中のPd資源をナノ粒子として回収すること、さらに、そのPdナノ粒子への水素付加を同時に達成するために、低環境負荷・低コスト型のバイオ回収法を提案する。本研究では、これまでに、超好酸性鉄還元細菌を用いることで、強酸性溶液中のPd(II)を還元し、微生物の細胞表面にバイオパラジウム(Bio-Pd(0))ナノ粒子を生成することに成功した。さらに、微生物学的な水素発酵を同時に達成し、Pdへの水素吸蔵が可能であるかどうかを検証している。

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