MMIJ 2014,Kumamoto

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若手ポスター発表

環境

Mon. Sep 15, 2014 4:00 PM - 5:30 PM 工学部百周年記念館 (熊本大学)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-41] Fe(III)を担持させたイオン交換樹脂を用いたカラム法によるAs(V)含有廃水の処理

二見文也1, 所千晴2 (1.早稲田大学大学院 創造理工学研究科, 2.早稲田大学理工学術院)

Keywords:イオン交換樹脂, As(V)除去, 水酸化第二鉄, カラム法

現在,世界各地で地下水のヒ素汚染が確認されているが,地域によってはこの地下水を飲料水として利用しているため,安価で簡便なヒ素処理法が求められている。一般にヒ素含有廃水の処理には水酸化鉄共沈法が用いられるが,固液分離性の悪い殿物が大量発生することが問題となっている。そこで,本研究では,Fe(III)を担持させたイオン交換樹脂を用いたAs(V)含有廃水の処理を検討している。本手法は,イオンとしてFe(III)を担持させたイオン交換樹脂がAs(V)廃水に暴露することによって,樹脂中のFe(III)の一部が水酸化第二鉄へ変化し,As(V)を共沈することを利用するものである。この処理方法では,吸脱着の繰返しによるヒ素濃縮や,イオン交換樹脂の再利用による処理コストの削減が期待されている。また,このイオン交換樹脂を充填したカラム法を用いると,As(V)処理と固液分離が同時に達成される。本研究では模擬廃水を用いたバッチ試験及びカラム試験を行ない,両者を比較検討した。As(V) 10ppm,pH3の模擬廃水をカラムに空間速度SV=20の条件で通液した結果,約72時間で破過が起こることが確認された。また,この場合の飽和吸着量は0.799 mmol-As/g-resinと算出された。

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