MMIJ 2014,Kumamoto

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若手ポスター発表

環境

Mon. Sep 15, 2014 4:00 PM - 5:30 PM 工学部百周年記念館 (熊本大学)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-46] 金属還元細菌Shewanella algaeによるパラジウムナノ粒子触媒のグリーン合成

田中里依, 玉置洸司郎, 齋藤範三, 野村俊之, 小西康裕 (大阪府立大学大学院)

Keywords:catalysts, biosynthesis, palladium, nanoparticles

本研究では、バイオミネラリゼーション(微生物による貴金属イオンの還元・析出)を利用するPdナノ粒子触媒のグリーン合成方法について検討した。具体的には、金属イオン還元細菌Shewanella algaeを用いて、常温・常圧、中性条件において、電子供与体(乳酸塩またはギ酸塩)の共存下で貴金属イオン(Pd(II))を還元し、貴金属ナノ粒子 (Pd(0))を合成した。バイオ合成Pdナノ粒子は、平均粒子径が5-10 nmであり、細胞のペリプラズム空間(細胞内壁と細胞外壁の間)に存在していた。また、初期電子供与体濃度は生成粒子の平均粒子径に大きな影響を及ぼすことがわかった。さらに、Pdナノ粒子担持細胞は、液相化学反応の不均一触媒として、市販のPd触媒よりも優れた触媒機能を発揮することが明らかになった。本研究で提案した貴金属触媒のバイオ合成方法は、従来の物理的・化学的合成方法に比べて、低エネルギー・低環境負荷型の新規貴金属ナノ粒子合成方法として今後の応用が期待される。[(企画講演でショートプレゼンテーション)]

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