MMIJ 2014,Kumamoto

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若手ポスター発表

鉱物処理

Mon. Sep 15, 2014 4:00 PM - 5:30 PM 工学部百周年記念館 (熊本大学)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-47] 焙焼法によるヒ素含有銅鉱石からヒ素の揮発除去

MOHD YAZID BIN ABDUL RAZAK, 芳賀一寿, 高崎康志, 柴山敦 (国立大学法人 秋田大学)

Keywords:焙焼法, ヒ素の揮発除去, Enargite

近年、銅鉱石のCu品位が低下する、一方、ヒ素 (Arsenic, As) やアンチモン (Antimony, Sb) など銅鉱石中の不純物の含有量が増加する傾向にある。精鉱中に含有するAsやSbは製錬プロセスに負荷を与えるため、製錬工程に投入する前、すなわち鉱石の段階で除去することが望ましい。本研究では、Asを含む銅鉱石として代表的なEnargite (Cu3AsS4) を対象に、N2雰囲気下および大気中での加熱焙焼を行い、Asの揮発除去の可能性を検討した。焙焼温度や焙焼時間の変化に伴うAsの揮発挙動を調べるとともに、銅鉱物の組成変化と銅の回収の可能性についても調査を行った。N2雰囲気下また大気中のいずれもEnargiteを700℃ 、15 minで焙焼することにより、95% 以上のAsを揮発除去できた。揮発残渣中のCuはN2雰囲気下の場合、Cu2SまたはCuSとして残留し、大気中の場合ではCu2OまたはCuOとして残留した。本焙焼条件より得られた揮発残渣中のAsは0.2 mass% 以下まで除去されるなど、低ヒ素銅鉱石の回収の可能性が示唆された。

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