新材料

[PY-69] LnGdS₃(Ln=La,Ce,Pr,Nd,Sm)合成の試みと相変態を利用した結晶粒微細化

^○曾華偉¹, 平井伸治², 葛谷俊博² (1.室蘭工業大学大学院（大学院生）, 2.室蘭工業大学)

Keywords:熱電材料, 相変態, 結晶粒微細化, 軽希土類, 硫化物

La, Ce, Pr, Nd, Smはα、β、γに相変態するが、Gdはαからγに直接相変態する。これまで、酸素を含むNdGdS₃とPrGdS₃をクエン酸錯体重合法とCS2ガス硫化により合成し、焼結体を作製すると、焼結中にβ相を形成し、得られるγ焼結体の結晶粒が微細化することを明らかにしてきた。本研究は、LaGdS₃、CeGdS₃あるいはSmGdS₃の作製も試み、結晶粒微細化を調査した。また、従来のCS₂ガス硫化では不純物炭素を多く含んでいたことから、今回、NH₄SCNの分解ガスを用いた硫化により合成した低炭素かつ高酸素の合成粉末を用いた焼結体の作製を試み、結晶粒の微細化を確かめた。