新材料

[PY-71] Yb₂O₃のCS₂ガス硫化と熱処理によるイッテルビウム硫化物の合成

^○李良¹, 葛谷俊博², 平井伸治² (1.室蘭工業大学大学院（大学院生）, 2.室蘭工業大学)

Keywords:二硫化炭素, 硫化, ポリタイプ, 相変態, 熱処理

イッテルビウム硫化物は、可逆的な相変態を利用した相変化記録用媒体や熱電材料として期待される材料である。希土類硫化物は、重希土類の硫化物ほどポリタイプの結晶を有することが知られている。とくに、ランタノイド一硫化物は5d軌道上の不対電子により金属結合を形成するため高い導電性が期待される。本研究では、粒径と比表面積の異なる4種類のYb₂O₃粉末を出発原料に用い、CS₂ガス硫化によりYb₂S₃を合成し、続いて熱処理を行うことによりYbSを合成することを目的とした。