MMIJ 2014,Kumamoto

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若手ポスター発表

その他

Mon. Sep 15, 2014 4:00 PM - 5:30 PM 工学部百周年記念館 (熊本大学)

4:00 PM - 5:30 PM

[PY-77] 液相還元法による銅ナノ粒子の生成実験

山岡大志1, グラナタジュセッペ2, 不破章雄2 (1.早大院, 2.早大)

Keywords:銅ナノ粒子, プリンティングエレクトロニクス, 液相還元

電子基板上への回路印刷材料である銀ナノ粒子の代替材料として、銅ナノ粒子が注目を集めている。私は液相還元法によって銅ナノ粒子生成の実験を行った。還元剤や界面活性剤の種類、濃度、反応温度、pH、反応時間などを変数として、最適な条件を検討した。昨年度の研究結果より、銅先駆体として硫酸銅、還元剤としてグルコース、表面修飾剤にCTABという界面活性剤を用いた場合、pH 10、85℃での生成が最適条件であったため、本研究ではpHと温度は固定とした。まず、UV-VisによってLSPRピークの観測を行った。反応時間が10 min以内の場合にピークが観察された。LSPRは粒子径が100 nm以下の場合にピークを発現させるため、反応時間が短いほうが小さい粒子を多く含むと考察した。更に、昨年度の結果から、グルコースの濃度とCTABの濃度を変数とした場合の生成結果を比較したが、各濃度が粒子サイズに与える影響についてはさらなる検討が必要と判断した。SEM画像には直径50 nm程度のナノ粒子が凝集して直径500 nm程度の凝集粒子を形成している様子が確認された。この凝集を防ぐ何らかの手立てを考察中である。

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