MMIJ Annual Meeting 2015

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企画講演

亜鉛・鉛電解製錬の現状と課題および将来展望

Fri. Mar 27, 2015 1:00 PM - 4:20 PM 第1会場 (千葉工業大学)

司会: 丹野文夫 (三井金属), 邑瀬邦明 (京大)

2:50 PM - 3:20 PM

[1112] correspondence and the problem to fine concentrates in Hikoshima smelting Co., Ltd.

猪岡聖1, 馬場大聖1, 西山文浩1, 迫田一成1, 小野俊昭1 (1.彦島製錬株式会社)

司会: 邑瀬 邦明 (京大)

Keywords:彦島製錬株式会社

彦島製錬㈱では、複数の海外鉱山から硫化亜鉛鉱石(以下 精鉱)を輸入し、湿式焙焼・湿式溶解・電解を経て電気亜鉛を生成している。
微細化した精鉱を酸化焙焼のために流動焙焼炉へ供用すると、キャリーオーバー焼鉱が増加し、ボイラーのダスト付着等の問題が起こる。更に、流動層内での鉱石滞留時間の増加による流動不良・過焼結等の問題が起こる。低融点化合物を形成し易いPbなどが高い精鉱を流動焙焼炉へ供用すると更に前述の問題が促進される傾向がみられる。
一方、微細化した精鉱中には、Sb・Co・Ni・Cuなどの不純物も多数存在し、後工程である湿式溶解・電解への影響がある。
彦島製錬(株)の亜鉛製造工程においては、過去に微細な精鉱供用による「焙焼炉内での流動不良・操業停止」「不純物濃度上昇による浸出工程での固液分離不良」「電解工程での析出不良」などを引き起こした経緯があることから、微細な精鉱の比率や不純物品位に制限をかけることにより安定操業を維持してきた。
今後予想される精鉱の微細化や不純物品位上昇に対して安定操業できる技術を確立することを目的に、様々な対応を行ってきた結果について紹介する。

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