14:30 〜 14:45
[1216] 粒子振動層を用いたMgとAlの乾式比重分離
司会: 所 千晴 (早大)
キーワード:リサイクル, マグネシウム, 乾式比重分離, 粒子振動層
Mg材料の利用が進むにつれて,非鉄金属スクラップからのMgの効率的な分離・回収プロセスの開発が求められるようになっている.このようなスクラップ中のAlとMgの分離については,これらの金属特性,化学特性が類似していることもあり,簡便で効率的な分離プロセスが確立されていない.そこで本研究では,ガラスビーズ等を用いた粒子振動層により,AlとMgの乾式比重分離が可能かを検討することにした.
一定粒度(φ0.4~2.0mm)のガラスビーズ層(深さ40mm程度)の上に3x5x10 mm程度のMg片とAl片をおき,振動装置で縦振動を加え,ビーズ層上面に残った試料と沈降した試料の数を調べた.
実験の結果,Mgは粒子層上面に残り,Alは沈降する傾向が見られ,振動条件によってはMgとAlが良好に分離できることが確かめられた.ただし,条件によってMgの上面残留率やAlの沈降率は変化した.ガラスビーズ径が大きい場合には,小さい振幅では粒子層上部のガラスビーズが振動せず,Alは沈降しなかった.一方,振動条件によっては,ガラスビーズ層全体の特定方向の動き(対流)が生じ,Mgもこの流れに巻き込まれて沈降した.
一定粒度(φ0.4~2.0mm)のガラスビーズ層(深さ40mm程度)の上に3x5x10 mm程度のMg片とAl片をおき,振動装置で縦振動を加え,ビーズ層上面に残った試料と沈降した試料の数を調べた.
実験の結果,Mgは粒子層上面に残り,Alは沈降する傾向が見られ,振動条件によってはMgとAlが良好に分離できることが確かめられた.ただし,条件によってMgの上面残留率やAlの沈降率は変化した.ガラスビーズ径が大きい場合には,小さい振幅では粒子層上部のガラスビーズが振動せず,Alは沈降しなかった.一方,振動条件によっては,ガラスビーズ層全体の特定方向の動き(対流)が生じ,Mgもこの流れに巻き込まれて沈降した.
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