MMIJ Annual Meeting 2015

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一般講演

環境

Fri. Mar 27, 2015 9:15 AM - 12:00 PM 第3会場 (千葉工業大学)

司会: 鈴木祐麻 (山口大学), 大川浩一 (秋田大学)

11:00 AM - 11:15 AM

[1307] Arsenite immobilization from copper refinery wastewater using acidophilic Fe(II)-oxidizing bacteria in the presence of carbon fiber

深野有兼1, 平島剛1, 笹木圭子1, 沖部奈緒子1 (1.九州大学工学府地球資源システム工学専攻 資源処理・環境修復工学研究室)

司会: 大川 浩一 (秋田大学)

銅の湿式製錬処理プロセスにおいて、硫砒銅鉱(Cu3AsS4)や黄銅鉱(CuFeS2)などのヒ素(As)含有銅鉱石に由来する亜ヒ酸(As(III))含有廃液を処理する技術が求められている。当研究室における先行研究において、 好熱性・鉄酸化古細菌が持つAs(III)酸化能を利用することで、pH1.5、70℃のAs(III)・Fe(II)含有廃液モデルからAs(III)をバイオスコロダイト(FeIIIAsVO4・2H2O)として不動化することに成功している。本研究においては、As(III)を70℃より更に低温において不動化することを試みた。しかし、至適生育温度を45℃程度とする中度好熱性・超好酸性鉄酸化菌群について試験を行ったところ、有意なAs(III)酸化能は示されなかった。そこで、As(III)・Fe(II)を含有する模擬製錬廃液に、これらの鉄酸化細菌に加え、電子授受の場としての炭素繊維粉末を投入した。その結果、微生物学的に生成したFe(III)が、炭素繊維表面上で間接的にAs(III)を酸化することで、As(V)とFe(III)から成る鉄ヒ素化合物としてAsを不動化することに成功した。

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