13:45 〜 14:00
[1314] 水酸化ドロマイトをカルシウム源としたフッ化物イオンのアパタイト類への取り込み機構
環境
司会: 和嶋 隆昌 (千葉大学)
キーワード:FAp
フッ化物は半導体や電気製品の酸洗浄に用いられる不可欠な化学物質の一つである。一方で、過剰に摂取すると人体に有害な物質としても知られている。そのため日本では排水基準が8.0 ppm以下と定められている。従来の除去法では、CaF2として沈殿させているが、CaF2は溶解度積が大きい(Ksp 10-10.57 at 25ºC)のでフッ化物を十分に除去するために凝集剤としてAl3+を用いる必要がある。この欠点を克服するため、本研究では溶解度積の非常に小さいfluoroapatite(FAp; Ca10(PO4)6F2) (Ksp 10-137.0 at 25ºC)に注目した。またfluoroapatite形成のCa源として比較的安価な水酸化ドロマイト(hydrate of calcined dolomite; HCD)を用い、Ca(OH)2を用いた場合と比較した。Mg(OH)2を含む水酸化ドロマイトを用いた方がより速くフッ化物イオンを除去することができた。この機構を調べるためにMg2+イオンを添加してCa(OH)2をCa源とした実験を行い、Mg2+イオンの働きを推定した。
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