2:00 PM - 2:20 PM
[1410] Microseismic monitoring in CO2 storage and similar cases
Keywords:CO2地中貯留, 微小振動, 自然地震, 地熱, シェールガス
油ガス田や地熱開発の分野では、地下からの流体の生産や地下への流体圧入によって、微小地震が発生することが分かっている。これらの微小地震は規模が小さく、ボーリング孔内に設置された地震計によって計測されることが多い。このような観測技術はカナダWeyburn油田でのCO2-EOR (石油増進回収) プロジェクトで適用された。使わなくなった坑井に複数台の地震計が設置され、CO2圧入や原油生産に伴う微小地震を観測した。その結果によると、微小地震の大きさ (マグニチュード) はマイナス3~マイナス1であり、大半がマイナス2以下で、大きくてもマイナス1を満たない。このため、油ガス田や地熱開発の微小地震と区別するために、地中貯留ではCO2圧入サイトで観測されたものを微小振動と呼ぶことにする。本講演ではカナダのWeyburnやフランスのLacqで行われたCO2圧入に伴う微小振動観測事例をレビューし、地熱やシェールガス開発のような類似事例との比較結果を紹介するほか、CO2地中貯留における微小振動観測について述べる。
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