4:15 PM - 4:30 PM
[1518] Poroelastic Parameters of Berea Sandstone at various CO2 saturation.
司会: 福田 大祐 (北大)
二酸化炭素の地中貯留における地下流体移動モニタリング手法の一つとして、多孔質弾性論に基づいた地表面傾斜量の逆解析手法が提案されている。本手法は、貯留環境に応じた各種多孔質弾性パラメータが必要であるものの、有望な貯留岩候補の砂岩に関してでさえ既存研究は少なく、現状では水飽和砂岩の一部の多孔質弾性パラメータにおけるTerzaghiの有効応力依存性が報告されている程度である。そこで本研究では、ベレア砂岩を対象として、CO2飽和率を変化させて非排水条件下の多孔質弾性パラメータを求めた。本研究で求めたパラメータは、非排水ヤング率、非排水ポアソン比、非排水剛性率、非排水体積弾性率、スケンプトンのB値である。上述の多孔質弾性パラメータはCO2残留飽和率(0.2)に達するまでは飽和率に依存するが、それ以上では依存しないことがわかった。これはCO2飽和率の変化に伴って間隙流体の圧縮率が変化したことによると考えた。
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