MMIJ Annual Meeting 2015

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企画講演

液相素材プロセッシングにおける物理的作用の活用

Sat. Mar 28, 2015 9:00 AM - 11:50 AM 第1会場 (千葉工業大学)

司会: 篠田弘造 (東北大)

10:30 AM - 11:10 AM

[2103] Nanoparticles fabrication by using free radicals created from water solution under the gamma-ray irradiation

堀史説1 (1.大阪府立大学)

Keywords:ナノ粒子, 照射還元

新しい機能性を有する材料創成や表面活性などの機能性向上のために物質をナノサイズ化することがあげられる。ナノ構造体の作成には様々な方法が有り、その中でも化学還元合成法が広く利用されている。この方法はイオンの還元反応を利用した化学的手法であるため粒径などの制御性に優れている。この反応は基本的に溶媒中に含まれるイオンの酸化還元電位に依存した平衡反応であり、複数のイオン種の混合液中では還元順位や還元速度などはほぼ一意的に決まる。我々は金属イオンを含む水溶媒に外部から高密度エネルギーを照射することにより、これらの反応を含む様々な反応が励起および促進される照射還元によるナノ構造体の創成制御を行っている。この方法では、水溶媒をはじめとし混合している媒質の分子結合を強制的に分解することで発生するラジカル量などが制御可能であり酸化-還元反応に直接作用する。その結果、従来の化学還元反応だけでは生成の難しい複雑なナノ構造体を制御良く生成することが可能である。本講演ではエネルギー付与効率の高いガンマ線を金属イオン水溶液に照射することで生成する金属ナノ構造体の合成例と、それらの構造体の特性などについて報告する。

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