MMIJ Annual Meeting 2015

Presentation information

一般講演

リサイクリング

Sat. Mar 28, 2015 9:00 AM - 12:00 PM 第2会場 (千葉工業大学)

司会: 芳賀一寿 (秋田大),広吉直樹 (北大)

9:00 AM - 9:15 AM

[2201] Study on the method for removing boron from complex oxides of boron and rare earth elements extracted from rare earth magnets

星裕之1, 古澤克佳1, 宮本雄1 (1.日立金属株式会社 磁性材料研究所)

司会: 芳賀 一寿 (秋田大)

Keywords:希土類磁石, 炭素熱還元, ホウ素除去

R-Fe-B系焼結磁石(RはNd、Pr、Dyなど)は優れた磁気特性を有していることから様々な分野で使用されている。その製造工程では加工屑(スラッジ)が発生するが、スラッジに含まれる希土類元素は価値が高いため、廃棄せず再利用することは資源の有効利用の観点から重要な課題となっている。2014年春季大会において、酸化したスラッジを炭素熱還元することによって、高い収率で希土類元素をスラグとして鉄から分離できることを示した。このスラグを磁石の原料としてリサイクルするにはさらに金属に還元する必要がある。それには溶融塩電解による方法が一般的であるが、本手法によって生成するスラグはホウ素を含有しており、溶融塩電解の際に有毒なフッ素化合物を発生させる恐れがある。そこで本研究ではスラグからホウ素を除去する方法について、①炭素熱還元条件の適正化による方法、②酸溶解・沈殿処理による方法、③アルカリ炭酸塩による方法について検討を行った。その結果、2.40 mass%であったホウ素濃度をそれぞれ①0.08
mass%、②0.06 mass%、③0.50 mass%まで低減できることが明らかとなった。

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