リサイクリング

[2205] ファインケミカル・リサイクルに適合する高秩序メゾポーライ吸着材シリーズの開発

El-Safty Sherif A¹, Shenashen Mohamed A¹, 酒井勝², Elshehy Emad¹, ^〇原田幸明¹ (1.物質・材料研究機構, 2.筑波大学)

司会: 芳賀 一寿 (秋田大)

キーワード：ファインケミカル・リサイクル, メゾポーラス材料, Pd, Au, Co, As

レアメタルのリサイクルにおいては、供給リスク管理の観点からも、レアメタルの主たる用途であるハイテク製品原料へもどすリサイクルが施行される必要があり、それをファインケミカル・リサイクルと呼ぶ。このファインケミカル・リサイクルでは不純物管理を容易にする選択性と微量からの抽出も可能とする鋭敏性が求められるが、それに適しているものが高秩序メゾポーラス構造を生かしたHOM(high ordered meso-porous monolith)による吸着剤である。HOMはメゾポーラスの中の高秩序の原子配列の上に、目的イオン識別性の官能基を付与したものであり、官能基や原子配列の組み合わせで多様なイオンに対応できる。本発表では、物材機構でこれまで開発してきたHOMによるPd,Au,Co,As,Csなど各種イオンの吸着性能について紹介する。