13:15 〜 13:30
[3410] 海底熱水資源開発に伴う環境擾乱のハビリテーションに向けた海底シーリング材の適用性評価
資源開発
司会: 児玉 淳一 (北大)
キーワード:海底資源開発, 海底シーリング材, リハビリテーション
これまで資源輸入国であった我が国において,近年,深海で活動する海底熱水系などがレアメタル資源の宝庫であることが明らかとなり、新規熱水鉱床の探査や深海からの資源回収技術の開発が進められている。一方で,世界有数の生物多様性を誇る我が国において,その多様な生物種は主に海に生息し,海底熱水系に関連する生物もその多様性を下支えする重要な生態系であることが報告されている。そのため,日本近海における海底資源の開発には生態系を保護しつつ進められなければならない。しかしながら,鉱床付近において水銀やヒ素などにより汚染されている堆積物が賦存している区域も存在しており,資源開発に伴い堆積物が巻き上げられ,周辺生態系に影響を及ぼすリスクも懸念されている。ここで,海底資源開発に伴う環境擾乱を抑制する工法として,我が国が誇る地盤改良技術を応用した海底シーリング材の適用が期待されている。 そこで,本報告では特性の異なる4種類の海底シーリング材に対して室内試験により各種特性の把握を行い、鹿児島湾内において海底施工試験を行うことによって海底シーリング材の適用性評価を行った結果について述べる。
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